テタレ探訪

マレーシアでの生活の記録をぽつぽつと投稿します。迷走してます

褒めのボキャブラリ

「エキゾチックなお顔ですね」

ウェディングドレスを選んでいたときに、ブライダルスタイリストのお姉さんから言われた一言。

「目が大きい」「顔がはっきりしている」などは時々言ってもらえることがあるのだが、この言葉選びのセンスよ・・・その時は素直な喜びよりも驚きの方が優ってしまった。予想外すぎてちょっと笑ってしまったような気さえする。「え!今まで言われたことないですか?」ねーよ笑と思った。

フィッティング中もずっと笑顔で「素敵です〜」「お似合いですね〜」と声をかけてくれた。これを様々なお客さん相手に一日中やっているのだから、褒めのスペシャリストみたいなものだ。「エキゾチックなお顔」も、パンパンの褒め引き出しから選び抜かれた珠玉のワードだったのではないだろうか。褒めビギナーには到底出せない一言である。

 

ちなみに私のドラム演奏について一番印象に残っている褒めは、「腕から手首にかけての運動がいい」。だったと思う。変わった言い回し(ちょっと怖い)ではあるが、ありきたりではない言葉で表現してくれたことが後になってからじわじわと嬉しくなった。

 

自分の気持ちを相手に伝えたい、褒めたいと思った時に、適切な言葉が見つからないことが多い。「的を射ていないのでは?」「なんか上から目線では・・・?」などごちゃごちゃと考えて、最終的に伝えられるのは「いいね!」「可愛い!」「最高でした!」という小学校で習ったふわふわ言葉レベルのワード・・・なんてことばかりだ。きっと相手のことをよくみていて、よく褒める人にしか増えないボキャブラリみたいなものってあるのだと思う。

 

増やしたい、褒めの引き出し