年度初めから熱中してしまったNintendo Switch「Chants of Sennaar」について書いてみたいと思う。
【公式の紹介動画】
https://www.youtube.com/watch?v=w8_fvpivbaA
個人的に、ちゃんと謎解き系のゲームに取り組んだのはNeutralの脱出ゲーム以来でしょうか。
まだホームページが残っていて嬉しい・・・
が、だいぶバリエーションが絞られてしまったよう。
中学生くらいの時、当時友達の間で同Neutralのタイピングゲーム「寿司打」が流行っていて、その流れで脱出ゲームシリーズにものめり込んでいったような。
部活後に家に帰って1人黙々とパソコンと向き合っていたような気がする。懐かしい。
そしてその後大人になってからも定期的に更新されていないかチェックして、新しいのが出ると「もしかしてもう誰もやっていないのでは・・・」と思いながらもやっていた気がする。
今回の「Chants of Sennaar」は、同じく、というか私より謎解き好きの夫の勧め。
先に向こうが購入&クリアしていたので、私も興味を持ちやってみることにした。
まずさらっと概要を・・・(動画を見た方がわかりやすいですが一応)
主人公が目覚めるところからゲームはスタートし、進んでいくと見慣れない文字・さまざまな仕掛けが出現。
この画面でレバーを上に上げると前方の扉が開閉する。
ということはこの上の文字は「開く」、下の文字は「閉じる」、共通する2文字目は「扉」だろうか?と推測できる。
推測したらなんとなくメモ。
確信に変わったら、ノートの絵に対応する文字を当てはめる。見開きが完全一致すると解読が完了。
道中ではさまざまな民族や街、謎と出会う。
「... 開く 扉」 じゃあ最初の文字は主語かな?
というように会話でもあらゆる角度から文字の意味を考えながら進んでいく。
また、新たな街に行けばもちろん言語も変わるので、さらに1から解読していかねばならない。ここからが結構難しかった・・・
何もわからん。
意味不明???まず語順が全く推測できない
みたいな事態に度々陥り、ひたすら堂々巡りを繰り返して苦戦した場所も。
ちなみに私はプレイ時間約16時間ほどで完遂できたようです。
【感想】
まず、全体として世界観がとても好き。
街ごとの雰囲気やキャラデザインがすごく凝られていて、次の場所はどんな光景が広がっているのだろうかと楽しみながらプレイすることができました。
あとは臨場感のある音楽がすごく良くて、挙げると色々ネタバレになってしまいそうなのですが・・・あえていうなら人に追いかけられるシーンが夢に出てきそうなぐらい怖い。
そして何よりも感銘を受けたのが言語理解の部分。
登場する民族の生き方や思想によって語彙の広がり方が全く違い、語順や副詞の有無などもその都度推測していかなければならない。
実世界で考えれば確かに当たり前のことではあるがそのあたりがかなりリアルで、一筋縄ではいかない感じが面白い。
架空の言語のはずなのにいつしかちゃんと全部暗記しようと思っている自分がいた・・・。
複数の言語を解読することで自分にできることとは?進んでいった先に何があるのか・・・?
結末とそこに込められたメッセージにも心打たれるものがある。
とても良かったので、これを機に家にあるけどやっていない「MIST」とかその他謎解き系のゲームにもトライしてみたい。
皆さんもお時間があればぜひ、プレイしてみてはいかがでしょうか。