テタレ探訪

マレーシアでの生活の記録をぽつぽつと投稿します。迷走してます

【ランカウイ⑤】ランカウイ倶楽部「マングローブ・クルーズ」に参加してみた

4/7(日)ランカウイ島2日目は、マングローブツアー

 

maps.app.goo.gl

 

東南アジアで最初にユネスコジオパークに登録されたというランカウイ島。

日本(の中でも雪国)で27年間生きてきた私としては、熱帯雨林マングローブジャングルはもはや未知の世界、、、

南国ビーチと同じぐらい楽しみにしてきた、今回の旅行のメインイベントです。

 

langkawiclub.com

今回はこちらのランカウイ倶楽部のマングローブ・クルーズ(10時〜14時)に夫と私の2人で参加させてもらいました。

決め手は主に以下の通り。

 

①日本語で説明を受けたい!

②スケジュールなどホームページの説明がとてもわかりやすい

③(カヤックではなく船にした理由)日焼け対策にそれほど気合を入れなくて大丈夫そう

④(午前中からのツアーにした理由)蚊に刺されるリスクを減らしたい

 

本当はカヤックもやってみたかったのでかなり悩んだのですが、ホテルに帰ってから遊ぶ体力のことなどを考えるとクルーズのほうがいいかなあという結論に至りました。

 

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予約メールの返信にはカタコトじゃない日本語の説明!ありがたや・・・

また、緊急連絡先として担当者さんのLINEIDを教えてもらえるのも非常に安心。

 

以下、4時間にわたるジャングル体験の様子をレポートしていきます。

 

 

【9:30】ホテルにドライバーさんがお出迎え

ホテルのロビーで待っていると、日本人の2人組に気づいたドライバーの方が声をかけにホテルまで来てくれ、車に乗り込む。送迎付きでタクシーを呼ぶ必要がないところも嬉しいポイント。

ハイエースだったので他のツアー参加者もいるのかと思いきや、同乗者は助手席に乗っていたドライバーの娘さん(小学生くらい)のみ。

クアタウンからタンジュンルーまで30分ちょっとのドライブです。

 

 

【10:00】タンジュンルー船着場到着

到着するとすぐにランカウイ倶楽部スタッフのTakaさんがお出迎え。

日に焼けた肌とガッチリした身体がいかにも南国のオトコ感・・・。明るくとても爽やかな方です。

こういうマレーシアで働いている日本人に出会うと嬉しくなって、出身地とかここに来た経緯とか質問責めしたくなってしまう。今回はそんなチャンスはなかったが。

お土産ショップも併設の船着場。ランカウイ倶楽部以外にもさまざまなツアーの拠点となっているようで、大勢の観光客でごった返していました。

ホテルですでに虫除け対策はバッチリしてきたのですが、船着場に充満するスプレーの香りに誘発され、私たちもここで追いスプレー。水辺だしデング熱怖いね。

 

 

いざ出発!

思った以上にボートが密集している船着場

 

虫除け対策&トイレを済ませたらいよいよボートへ。

朝の送迎車が貸切だった時はもしや今回のツアーも貸切・・・?という不安と期待がありましたが、私たちの他に日本人参加者が6名いました。それぞれ別のタクシーで集まったようです。

 

 

 

マングローブ林やビーチを眺めながら海へ

ランカウイ島やマングローブ林の基本的な説明を受けながら、まずは海へと繰り出します。

天気が良い〜〜!!最終的にはタイの電波を拾ってしまうぐらい北上しました

移動しつつ時々船を停めてマングローブの葉っぱを手に取ったりしながら、植生や地理的な特徴について丁寧に説明してくれるスタッフのTakaさん。

説明の中に「インド洋」という言葉が出てきてなんか感動する。地理の授業で聞いた以来耳にしていなかったであろう単語。そうか、ここはインド洋なんだ。自分の人生でまさかここに足を踏み入れることになるとは。

 

ランカウイ島の周りには小さな島がいくつも散らばっていて、ただ海を駆けるだけでも次々と移り変わっていく景色が楽しい。

島の一つ一つは岩っぽくて草木が生い茂っている。

個人的にはちょっと宮城の松島に行った時のことを思い出した。実際に松に似た感じの、意外と日本的な木も生えていたりする。

 

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途中たくさんのツアーボートが群がっている島が。特に熱帯魚が多く生息するエリアらしく、シュノーケリングをしている団体もたくさんいる。


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・・・が、全く魚が見えない。

実際にはうっすらと見えていたりもするのですが、思ったよりも海の透明度は低めでなんだかショック。

これだけ見るとランカウイ島の海って汚いのでは?と思っちゃいそうなのですが、Takaさん曰くタイミング次第で透き通った海も見れる!とのこと。

ランカウイ倶楽部のHPにて詳しく解説されています

langkawiclub.com

 

超簡単に要約するとランカウイ島の海は

満月、新月のとき→濁っている 半月のとき→綺麗 なんだそうです。

そのためランカウイ島のレビューはその人が訪れた時期によって大きく変わるのだとか。自然って面白いですね。

島のコンディションてそんな短いスパンで変わるの!?と腹の底から「へえ〜」という声を出してしまう私。

運悪く透明度の低い時期に当たってしまった、それでも綺麗な海が見たい!という時は船でリペ島まで行くのがおすすめとのことです(ランカウイ島から約2時間程度)(ちなみに私たちは明日行きます)。

 

こちらはコウモリのいる島。洞窟以外でコウモリ、初めて見たかもしれない。

明るいところで見るとなんだか印象が違う。

コウモリのぶら下がっている場所を見ると、雨季か乾季かおおよその判断ができる(!)なんていう豆知識も教えてくれました。ちなみに4月7日時点ではちょうどその間ぐらい、季節の変わり目らしいです。

 

 

広大なマングローブ林を堪能

海から再びマングローブ林へ。

餌に釣られて集まってくるランカウイのシンボル、ワシ。笑ってしまうほどいっぱい飛んでる

マングローブの種子についての説明。棒のような形状で、地面に落ちることで新たな木が芽生える

Takaさんに撮影していただいた夫とのツーショット。他にも様々な場所で撮影してもらえます

風景を見渡したり話を聞いたりと忙しく写真はほんの一部しか撮っていませんが、マングローブの生命力や自然の凄さにとにかく圧倒されっぱなしでした。

船が進むにつれて微妙に構造や大きさが変化していくマングローブ林、倒れかけてもなお方向を変えて自立しようと踏ん張っている木々、突如現れる巨大な地層などなど・・・

さらに有識者の説明が加わることで解像度が半端ない。

 


コウモリ洞窟を探検

マングローブ林の中に現れる堅牢な建物がコウモリ洞窟の入り口。

Takaさんより参加者へ懐中電灯が配布され、洞窟内へと進みます。

 

 

中は超立派な鍾乳洞! フラッシュを炊かなければ撮影OKとのことでした

 

大量のコウモリ(ブレブレのやつしかなかった)。

普段ならウワッと心の声が出てしまいそうですが、先ほど明るいところでコウモリを見てきたからかなんか耐性がついた気が(笑)。天井がかなり高めだったこともあるかも。

ほんとは怖くもなんともなくて大人しくて可愛い動物なのに・・・映画などの影響であまり良くないイメージがついてしまったような気がするなあとTakaさん。すみません。私も良くないイメージを持っていた側でした。

実際にずっと観察していると親子でくっついているコウモリとか結構かわいい。これからも動物への先入観とか子供の頃のトラウマとかをできるだけわすれて動物と触れ合えたらいいなと思うし、意識していきたい。

 

希望者のみ、浅瀬をジャブジャブ歩きさらに奥まで鍾乳洞を探検。サンダルを履いてきてよかった

 

【13:00過ぎ ツアー終了&順次解散】

その後景色を見ながらゆっくりとスタート地点まで戻り、解散。

※HPでは行程に昼食が含まれていますが、当面の間食事なしのツアーとなっているようです(2024年4月23日時点)

待合場所で送迎タクシーを待ちながら、参加者の中にはTakaさんにおすすめの観光スポットや飲食店を訪ねている方もいました。

 

数分待機したのち、行きと同じ運転手さんがお出迎えに。このタイミングでTakaさんに直接現金でツアー料金のお支払いをしました。

 

 

【総まとめ】

結論、とても楽しかったです(これに尽きる)。

やっぱり英語のガイドさんと日本語のガイドさんでは、当たり前だけど全然理解度が違う。解説も本当に詳しくわかりやすくて大満足でした。今度鹿児島や沖縄にある日本のマングローブ林も見に行ってみたい。

(強いていうなら、期待していたコツメカワウソちゃんなどが見られなかったのが残念!今度また参加したい)

 

また、私たちが参加したお昼頃は満潮に近い時間帯で、夕方のツアーではまた違った表情のマングローブ林が見られるのだそう。

次は時間を変えて、また海が綺麗な半月の時に行ってみたいなあと思います。