テタレ探訪

マレーシアでの生活の記録をぽつぽつと投稿します。迷走してます

【ランカウイ③】ラマダン期間中の島の様子

4/6(土)17時過ぎ。

Grabを拾い、SkyCabからホテルのあるクアタウンまで向かう。

 

運転手さんがかなり気さくなおじさんで、日本の話をしたり、「先週は雨だったんだよ〜いい時に来てよかったね」と言葉をかけてくれたりした。

思えばマレーシアに来てから何度もGrabを利用してきたものの、運転手と世間話をしたのはこれが初めてだった。普段はいつも行き先の確認とお礼、最低限の言葉を交わすだけなので、こういうふうに現地の人と何気ない会話ができるのは新鮮で嬉しい。この辺の運転手が観光客の受け入れに慣れているということもあるのかもしれない。

 

 

ラマダン期間中の無料炊き出し

そうこう考えながら車に揺られていると、道沿いの露店で車が停まる。

誰か運転手さんの知り合いがいたんだろうか?と首を傾げていると、お店の人が車の窓からビニール袋に入った食べ物を手渡してくれる。さらにしばらく車を進めたところでも子供達がプラ容器に入った食料をドライバーたちに配っており、私たちも前の車に続いて受け取る。

 

運転手さんによると、イスラム教のラマダン(ムスリムが断食を行う月)期間中は道路沿いでこのような無料炊き出しを提供しているとのこと。いずれも自分用&私たちが食べる用として多めにもらってくれた。

自分で運転していたらわざわざ停まることはなかっただろうし、運転手さんのサービス精神に感謝。

 

 

断食の月っていうとムスリムはほぼ何も食べちゃいけないのかなと思っていましたが、日没後はガッツリ食べているらしい。ラマダン期間中はこのような屋台ストリート(ラマダン・バザール)もマレーシア各地で開かれていて、ムスリムは後で食べる用にテイクアウトするのだそう。(ランカウイで日没直前に撮った写真。超閑散としている風景しか撮れなかったけれど日中はもっと賑わっていたはず・・・)



 

 

さて、ホテルに到着してから開封の儀。

運転手さんからの聞き取りを手掛かりにネットで調べつつ、一体どれがなんなのか・・・夫とともにそれを解明しながら食べた。グーグルでパッと調べただけなので定かではないが、これかな?と思った通りに以下にまとめます。

 

上:パイナップルジュース

流石にこれは聞き取れた。お店に生パイナップルがたくさん置いてあっただけあって、こちらのジュースも果肉入りで濃厚。炎天下の屋台だったので開封するまでちょっと不安でしたが、氷でしっかりと冷えていたので安心して飲めました。

 

左:ブブール・アシュラ(?)

小さい子たちが持ってきてくれたやつ。

運転手さんが「ボボル、ボボル」と言っていた。

調べてみるとマレー語でお粥=bubur(ブブール)で、日中の断食明けにお腹に入れる胃に優しいものとしてラマダン中の定番食なのだそう。

数種類の豆やとうもろこしなどが入っており、ミルクベースっぽくてかなり甘め。

グーグル先生調べでこれに最も近いものがブブール・アシュラだったのですが、定かではない。

 

 

下:ブブール・ランボック(?)

上に同じくこちらもお粥。

食べてみると辛味はないがスパイスが効いており、豆や鶏肉などの具材が細かく刻まれて入っている。

美味いカレーメシみたいな感じと言ったらいいんだろうか。結構美味しくて夫がかなりハマっていた。

お粥の中でも特にbubur lambukはラマダン期間特有のものらしい。

 

 

思わぬ偶然でご飯をゲット。そんなに多くはなかったですが小腹は満たされたので、夕食までもうちょっとゆっくりできそうです。

 

とはいえ不安だったので食前にwatsonsで購入した胃薬を摂取。中華製で中々パンチのあるパッケージ。気休め程度かもしれないが、とりあえず今回の旅行中夕食前は必ずこれを摂取するようにした。結果一度も腹を壊さず旅行を終えることができたので一安心

 

 

マハタワー周辺で食事を囲むファミリーたち

ホテルの窓から見えるマハタワーは2022年にオープンしたクアタウンの新名所らしい。

近そうなので夕食までの時間潰しがてら歩いてみることにした。

 

入口付近。新しいだけあって近くで見ても綺麗で都会的!撮影スポットしても良いですな。

営業時間は20時までだとネットに書いてあったのですが、残念ながら最終入場が18時まで。

上に登ると360度の眺望、展望レストランなどが楽しめたらしい。まあ先ほどSkyCabで散々高いところからの景色を見たので今回はよしとする。

 

せっかく来たことだし、海も近いので周辺を散歩してみる。

タワーの周辺にマレー人集団がチラホラ

海に近づくとさらにたくさん!家族連れが多く、同世代の友人で集まっているグループも

 

タワーはもうしまっているのにやけに駐車場に車が多いなと思ったらこれが理由か〜果たして何をしているんやろ?海上花火でも上がるのか?とか考えたり。お花見とかピクニックみたいな雰囲気で可愛い。

流石に日没までは待てず移動してしまったが、この後夜になっても特に賑やかな様子はない。

 

疑問に思ったのでホテルのお姉さんに聞いてみると、「この日に限った特別なことではなく、ラマダン期間中天気のいい時とかはああやって外で食事を囲んだりするもんなのよ」と教えてくれた。

 

 

ラマダン期間中はムスリムたちが日中の飲食ができない分、日没後の食事の内容や楽しさがより重要視されているのだなと改めて実感。

そう思うと先ほどの炊き出しのやりとりも見え方が変わってくる。受け取る時にムスリム同士が「日没までもうちょっとお勤め頑張ろうぜ!」というメッセージを交わしているように思えて、ちょっと泣けた。

 

初見で笑ってしまった銀だこinマレーシア・ラマダン限定ボックスのキャッチコピー”一緒に断食する”。前より少し言葉に重みを感じます

 

 






 

 

 

【ランカウイ②】ゴンドラから絶景を望めるSkyCab、周辺施設も充実していた

ランカウイ空港での昼食後、SkyCabへ。

 

panoramalangkawi.com

▲オフィシャルサイト

 

空港からのアクセスもよく(と言っても車で20分ほどだが)、ランカウイの観光地を調べるとまず出てくる、ランカウイ島全体を見渡せる絶好のビュースポット。

実際に行った人のブログなどを見るとかなり混雑していることもあるようだったので、昼食を食べながら事前にオンラインチケットを入手した。

 

今回はklookから予約。日本語の概要説明がわかりやすくておすすめです。

ゴンドラ乗車+スカイブリッジ+その他様々な施設(終盤でざっと紹介)の入場券がついて、マレーシア居住者は1500円弱、その他の方は3000円弱。

ガラス床ゴンドラ、ゴンドラ列の優先レーン、スカイグライド(山頂駅からスカイブリッジまで歩かずに行ける乗り物)のついたチケットは居住地問わず4000円弱ほどで買えるようです。

https://www.klook.com/activity/23229-cable-car-admission-ticket-langkawi/

 

 

 

ランカウイ島は公共交通機関が皆無なので移動手段としてはレンタカーorタクシー(Grab)となるのですが、今回の旅行では普段から利用し慣れているGrab移動にした。

 

空港からSkyCabまでの道。海沿いかと思いきや起伏のある山道が続く。店もほとんどない

 

駐車場で下ろしてもらい、案内に従ってトコトコと歩いて行くとゴンドラ乗り場に到着。

拍子抜けするくらいガラガラ・・・

念の為優先レーンを買った方がいいのだろうかと迷っていたが、買わなくて正解だった。

土曜日の13時過ぎ、天気も良く絶好のゴンドラ日和なのになぜ?と若干怖かったけれど、とりあえずスムーズに乗れそうなので安心。

こちらから山頂、さらにその先にあるスカイブリッジを目指します。

 

乗り場付近には旅行者に嬉しい手荷物預けロッカーや(小さめのスーツケースならRM15(約450円)で利用できた)、

 

おしゃれな有料トイレも。

 

 

いざゴンドラへ

飲み物は入場口で預け

長い通路を

ひたすら歩く・・・

 

混雑時には相席することもあるらしいのですが、こんな感じだったので貸切で乗車することができた。ラッキーだね

 

 

お〜〜

壮大な自然と海はまさに絶景。

そしてかなりスリリング。

スキー場でゴンドラ乗ったりする人には伝わると思うのですが、日本で乗り慣れているゴンドラに比べて柱の数が圧倒的に少ない。

移動中ロープが激しく弛むのでかなり怖かった。

 

プラス料金で床が透明で真下が見れる仕様のゴンドラにも乗れるのですが、とてもじゃないけど私にそんな度胸はない。

 

中継地点的なところに到達。ここからまた別のゴンドラに乗ってさらに上を目指すのですが、一旦降りて周辺散策。

ここまでくると、先ほどの人気のなさが嘘のように賑わっている。たまたま時間的に空いていたのかな?

ちなみに後から分かったことですが、帰りはここで降りることはできないようでした。

 

コンビニ(というかドリンクショップ?)や展望台などがある。

 

上の画像の右側通路。どの国にも恋人の聖地的なところってあるんやな

 

遠くに臨むスカイブリッジ。これから目指す場所・・・



一通り見たら2つ目のゴンドラで山頂へ移動します。

 

 

山頂駅からスカイウォークに移動

山頂駅に着いたら、スカイブリッジまでの道のりを5〜10分ほどかけて歩く。

起伏があるので結構体力は使いますが、晴れていたので良い散歩になりました。

 

ちょっといいチケットを買うと乗車できるスカイグライド。歩かずにスカイブリッジまで辿り着けるが、乗車列はかなり混雑していて朝の山手線の如く鮨詰めにされていた

 

スカイブリッジ!

ついに入り口に到着。

勝手に吊り橋なのかと思っていたけど、吊り橋ではない堅牢な橋だった。

しかしいかにも頑丈そうであるがゆえに、人がいっぱい乗って揺れた時によりスリルが増す・・・

橋がカーブしていて、自分の進路を面白い角度から撮れる。

怖くて、後スマホ落としそうで取れなかったけど橋の下は本当に森!渓谷!という感じで壮大な自然に心が洗われました。

 

撮影し忘れましたが、橋を歩いた先にはSkyCabやスカイウォークの完成までの道のりなどが写真付きで紹介されていました。

 

 

たくさんの猿とそれを愛でる人たち。こっちの人は犬や猫と同等ぐらいの暖かい眼差しを猿に向けているイメージがある。

一方で食べ物を掻っ攫われて思わず声が出ちゃっているおじさんもいた。気をつけましょう。

 

 

このあとは先ほどのゴンドラ2つを乗り継いで再び山麓へと戻る。

帰路にはお決まりのローカル土産屋。ゴンドラをモチーフにした謎のキャラグッズ

 

 

施設内にある他のアクティビティ

SkyCabにはこのほかにも、山麓のゴンドラ乗り場付近に様々な施設が。

しかしここまででだいぶ長くなってしまったので駆け足で振り返りたい。

 

動物園

別途入場料を払うと間近で見ることもできるが、門の外から遠目でもかなり多くの動物を観察することが可能。ラクダなど人気者たちは奥まったところにいるので、課金しないとよく見えない。

 

3Dアートランカウイ

SkyCabのチケットがあれば無料で入場できる。

ファンタジックなものから世界の名所、名画など様々な題材をトリックアートに落とし込んでいる。

チケットに入場券がついていなければわざわざこの手の施設は来ないかもな〜と思っていたのだが結構楽しい。

楽しいのだが・・・ここ、外観から予想する以上にとにかくデカい。後半まだあるの・・・?と心の中で3回ぐらい思ってしまった。

想像より3倍ぐらいはボリュームがあるので、適度に飛ばしていかないと日が暮れる。

 

スカイドーム

SkyCabのチケットがあれば無料で入場できる。

中に入るとプラネタリウムのような構造&座席になっており、10分シフトぐらいでアクションアニメみたいなのを放映している。ボボボイボーイとかいう少年少女たちが地球を救うために奮闘するという内容。多分。

 

スカイレックス

SkyCabのチケットがあれば無料で入場できる。

3Dメガネをつけて恐竜から逃げるアトラクション。USJスパイダーマン・ザ・ライドに似たような感じ?

ただ、3D映像のクオリティがあまり良くなかったせいか凄まじい画面酔いに陥り、後半ずっと半目になった。

 

 

 

一通り回ったらもう17時近い!

意外と見るところが多く、景色を見るだけかと思いきやなんだかんだ半日は潰れてしまうスポットでした(アトラクション系はちゃっちさを楽しむという感じになってしまったが・・・笑)。

 

 

 

 

 

【ランカウイ①】自身初のエアアジア

※KL空港→ランカウイ空港に到着するまで、それだけの話をただダラダラとします

 

4/6、本日よりハリラヤ休暇のためランカウイへ出発。

余裕を持って出発の大体2時間半前くらいには空港に到着した。

 

激混み。順番列もグダグダなので早めに来て正解だったわね・・・

 

マレーシアで国内線を利用するのは初めてだったのですが、時期もあってかかなりの混雑。

私たちのような明らか旅行者も多かったのですが、ダンボール入りの食料などを運んでチェックインしているマレーシア人(多分)の家族連れも。

ハリラヤ前後の長期休暇を利用して、これから里帰りしたりする人も多いのかもしれない。

 

自身初のエアアジア

Googleフライトで価格比較をすると他にさらに安い格安航空もあったのですが、そもそも外国会社の飛行機を利用するのが初だった私はかなり安全面などに慎重になってしまい・・・

最終的には夫の同僚の皆さん御用達という安心感からこちらに決定。

 

出発前の機内では「〇〇〇〇ハリラヤ〜♩ 〇〇〇〇ハリラヤ〜♩」と終始音楽が鳴っていて、成程これがハリラヤソングか〜と思った。日本でいう春の海的な感じかもしれない(?)

周りを見渡すと乗客は本当に国際色豊かで小さい子どもも多く、人気の観光地に向かっている実感が沸々と。

 

使い心地はジェットスターとかと同じような感じ。日本ではあまり見かけたことがない男性乗務員が何名か乗っていたことに新鮮味を感じた。

 

あと何というか、女性添乗員が強め。

皆さん流石の美人さんだったのですが、記憶を掘り起こそうとすると平野ノラ以外が出てこない

 

パキッとしたメイクで髪色が明るいスタッフが多く、これはたまたまだと思うけどみんなロングヘアーを結ばずに下ろしていた。

日本の客室乗務員というとこれとは対照的で、暗い髪色でピチッとまとめたお団子とかショートヘアの方が多いように思う(・・・もしかして今はそうでもない?超時代錯誤なこと言ってたらごめんなさい)。

 

だから何だという話なのだけど。昔自分が新入の窓口職員だった時、髪を結ばずに出社したら注意されてちょっと不服だったこととか思い出しちゃう。

言われたから従うけど、本当に必要?レベルの日本の校則&社則のあれこれ。

 

 

 

ランカウイ空港に到着

フライトは1時間ちょいなので本当にあっという間。

想像よりこぢんまりとした空港で、順路もわかりやすく受託手荷物の回収も迷わず行えます。

 

 

空港内のOldTown White Coffeeで昼食

マレーシア全土に200店舗以上あるチェーン店。ずっと行ってみたかったのですが意外と生活圏にはなかったのでこの機会にランチを。

 

人気店でとても味は美味しいです。わざわざこんな前置きをするのは私の写真が下手すぎるから。

OldTown Ipoh Chicken Hor Fun(米麺的なやつ)

OldTown White Coffee – Hazelnut

 

ごめんなさい。

 

ちなみにランカウイ空港にはあんまり飲食店の選択肢がない&軽食やファストフード系が多めです。

ガッツリ食べたい方には、空港を出て目的地の周辺などで食べるのがおすすめかもしれない。

 

 

 

 

 

マレー移住後初旅行:ランカウイ&リペを選んだ理由

ハリラヤ(イスラム教徒の断食明け祝日)に合わせて、夫の会社ではその前後4日間が休日となった。

 

日本の会社とはいえ、マレーシア拠点のため祝日も現地に準拠したものとなる。

つまりお盆も年始の三ヶ日もなく、この休暇を逃すと2 月の中国旧正月まで長期休暇がない!

ということで、どこか遠くへ行ってみようぜとなった訳です。

 

 

ちなみにハリラヤがいつになるかは毎年月の観測状況によって変動するらしい。

あと、今年はこのことについてハリラヤ当日2、3日前くらいまで揉めていたらしい

それ次第では会社の休みの日も変わる。旅行中もそわそわする夫。

 

そんなことってあるんだ・・・よくわかんないけどおもろ・・・

 

www.mtown.my

 

ちなみに月は予定通りに観測できたようで、ハリラヤは当初の予定通り10日に決定。本日金曜日も夫は無事?出勤していった。

 

 

話が超脱線しましたが、今回旅先を決めるに当たって最も重視したポイントはズバリ

南国の超綺麗なビーチを堪能したい!!

です。これはもう即答。

 

最初の候補に上がったのはレダン島でした。

安直な調査方法

地球の歩き方にも掲載されており、ベストシーズンは4〜9月とある。

 

 

ここにするか〜と決めかけていたところ、夫の同僚からレダン島はまだ雨季かも」との意見。確かにネットで調べてみても諸説あるようだったので、ここは現地の方の意見が信頼できるだろうと再検討することにした。

この時4月におすすめのアイランドリゾートとしておすすめされたのがタイ最南端の島・リペ島である。

 

maps.app.goo.gl

 

検索してみると「秘境」「穴場」「最後の楽園」などといったワードが多く並ぶ。

 

最終的な決め手としては現地人のおすすめということもかなり大きい。

でもそれ以上に、そこそこ行きにくい島であるにも関わらず、毎年恒例でこの島に旅行している人が一定数いるらしい。という事実の説得力となぜ?という好奇心。

 

それから、船で越境してみたい!という興味。

リペ島に空港はなく、クアラルンプールからの現実的なアクセス方法は

KL空港【マレーシア】→(飛行機)→ランカウイ島【マレーシア】→(船)→リペ島【タイ】となる。

 

 

以上からリペ島に決定。ランカウイ島もかなり見所の多そうな島だったので、前半はランカウイに2泊、後半はリペに2泊することにした。

 

 

結果的に5日間大きなトラブルもなく超最高の旅行だったのですが、その様子は今後の記事で詳しくレポートしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

ハリラヤ中のGrab利用には要注意

4泊5日の旅行を終え、一昨日ハリラヤ(断食明けの祝日)にKLに帰還。

 

空港にていつものように東南アジアの配車アプリ「Grab」を使い、タクシーを呼んで帰宅しようと思ったところ思わぬ落とし穴に嵌る。

 

ハリラヤ中は空港からのGrab利用者増&とにかくドライバーがいない

 

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(ハリラヤ期間にアプリを開くと注意書きが。)

 

このような実態を甘く見ていた我々は呑気に空港で旅の締めディナーをし、タクシー乗り場に降りてから

Grab全然捕まらない...やっぱエアポートタクシーにするか?...や〜こっちも並んでるな...などと悩み続けることとなった。

そんなこんなで1時間ほどウロウロしてやっとのことでなんとかGrabタクシーを捕まえ帰ることができたのである。

 

 

利便性の裏で...Grabの現状

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乗車する前に料金が分かり、ピックアップ前&乗車中のドライバーの動きも追跡できるGrab。

アプリから予約すると大体10秒ぐらいでつかまる。さらに実際流しのタクシーより圧倒的に安い。ぼったくりの心配もなく、安心でとても便利なアプリですが問題点もあるのだそう。

まさに今回私たちの旅行中にネイチャーツアーでお世話になった日本人ガイドさんが嘆いていた。

 

「Grabはあくまでバイトだから、こういう祝日になるとドライバーたちが多く休んでしまう。Grabが主流になってからは地元のタクシー運転手もどんどんいなくなってしまっているから、いつもはすぐにタクシーが捕まるはずの場所でもお客さんが1時間とか普通に待たされる場合もある。(ツアー会社の方に)クレームとかめちゃくちゃくるよ。」

 

観光業も大変なんだな〜...と。

ちなみにこのネイチャーツアーではホテルまでの送迎付きだったのですが、このような事態も考慮しての対応なのだとか。そんなこと全く考えていなかったので本当に助かりました。

 

超車社会のマレーシアでGrabは必要不可欠なシステム。日本では公共交通機関が絶対!タクシーなんて乗るもんか!みたいな思想だった私もかなりお世話になっている。というかならざるを得ない。

 

が、成る程、こういう問題点もあるのですね、、という感じ。

まあ聞いていたとはいえ結局旅行ハイでそんなことは忘れていて、空港出る時に焦り始めたわけですが...次回からは気をつけようと思います。

 

 

そういえば、日本だとこの手のもの(バイトで成立しているサービスという点で、真っ先にUberEatsを思い出した)で時期によってムラがあるみたいなニュースはあまり聞いたことがない。

実際にバイトしてた学生の頃の自分を思い出すと、正月とかお盆こそ働いていたような気もする。もちろん休みたい時もあったし休みたい人もいたけど、サービスが回らないほどの事態になることはそうないのでは?

 

こういった祝日に対する意識をとっても、国民性の違いや自分が無宗教であることや今イスラム教国に住んでいるということを強く感じるきっかけの一つである。

 

 

 

 

 

 

 

マレーシアの日本チェーン すき家・一風堂・銀だこ・すしざんまい

辛味好きな私としてはマレーシアは本当に美味しいものが多く、食生活には大満足なのですがやはり日本食や日本チェーンが恋しくなってしまうもの。

 

こちらに来てから2ヶ月でかなり馴染みのチェーン店に足を運びました。

 

すき家

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スパイシー温玉牛丼 海鮮豆腐セット 18.10RM(約577円)

 

一緒にいた夫はお馴染み3種のチーズ牛丼を頼んでいましたが、私はせっかくなので日本にないメニューをとちょっと変わったものを頼んでみた。

牛丼は日本を思い出す懐かしの味、チリソースが少し異国っぽくて新鮮。

海鮮豆腐はこのとき初めて食べたのですが、ちくわや蒲鉾のような感じでかなり好きな味だった。「Sea food tofu」としてスーパーにも売っているので、この日以降買って家料理でも麺類などに入れたりしています。


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なんとラーメン!その他日本では期間限定でもお目にかかれないような変わり種も数多くラインナップされている。

 

私はオクラ牛丼をこよなく愛しているのですが、ここマレーシアにはないらしい。

スーパーでは割と安価で売っているんだけどな。牛丼との組み合わせは現地人にはウケないのだろうか?

こういうことを考え始めるとマーケティングって面白そうだなと思う。

 

 

一風堂
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赤丸新味 RM40(約1,275円)

 

日本出発前に友達から食生活のことを心配された時に「一風堂あるらしい」と返すと、「じゃあ大丈夫か」となった。

それほど信頼の厚い一風堂である。

 

日本で食べ慣れたすっきりとした豚骨スープに比べるとかなりこってりしている印象。

味はそっくりとは言えないけれど、結構美味しかった。そしてテーブルサービスのもやし、高菜、紅しょうがなかったことがかなりショック...でもまた来たいと思える味ではあった。

 

前述のすき家は日本とそんなに雰囲気は変わらなかったものの、一風堂は店構えから全然違う。

日本の一風堂も都会的でオシャレだけど、こっちは高級感があってダイニングレストランのような。

居酒屋メニューなどは日本よりかなり豊富だったので、ちゃんとしたディナーとして使われることも多いのかもしれない。

 

 

銀だこ
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フードコート的なスペースの一角に存在。


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TAKOYAKI PARTY BOX  RM35.90(約1,145円)

 

これプラス2人分のドリンクがついたラマダン(イスラム教徒の断食)限定のパーティーセット。

オーソドックスな味付けとお馴染みてりたま、あとはチーズソースとチリマヨの4種。チリマヨは流石の辛さだったけど、あとは日本同様美味しかったので「ちゃんと教育されてるなー」と偉そうに言いながら食べた。

 

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「一緒に断食する」というコピーなの矛盾してて好き。

 

 

すしざんまい

 

日本での最後の晩餐がすしざんまいだったのに、今の家から徒歩圏内にあってなんともいえないきもち。


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感想、、、寿司ってシャリが大事だね()

あと、ネタによってかなり美味しさにはバラツキがある。

この国ではサーモンを食べておけば間違いないなということがわかった。サーモンの刺身はどの店で食べても大体美味しい。

...けど寿司はやっぱり日本で食べたい。


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気のせいかもしれないけれど、味噌汁からは紫蘇の味がした。

多分やばい味ではないと思う。お腹壊してないから...


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寿司以外のメニューたちが気になりすぎたが、この日は我慢した。


異言語を理解しながら謎を紐解く「Chants of Sennaar」をプレイしてみた

年度初めから熱中してしまったNintendo SwitchChants of Sennaar」について書いてみたいと思う。

 

 

【公式の紹介動画】

https://www.youtube.com/watch?v=w8_fvpivbaA

 

 

 

個人的に、ちゃんと謎解き系のゲームに取り組んだのはNeutralの脱出ゲーム以来でしょうか。

https://neutralx0.net/room/

 

まだホームページが残っていて嬉しい・・・

が、だいぶバリエーションが絞られてしまったよう。

中学生くらいの時、当時友達の間で同Neutralのタイピングゲーム「寿司打」が流行っていて、その流れで脱出ゲームシリーズにものめり込んでいったような。

部活後に家に帰って1人黙々とパソコンと向き合っていたような気がする。懐かしい。

そしてその後大人になってからも定期的に更新されていないかチェックして、新しいのが出ると「もしかしてもう誰もやっていないのでは・・・」と思いながらもやっていた気がする。

 

 

 

今回の「Chants of Sennaar」は、同じく、というか私より謎解き好きの夫の勧め。

先に向こうが購入&クリアしていたので、私も興味を持ちやってみることにした。

 

 

まずさらっと概要を・・・(動画を見た方がわかりやすいですが一応)

 

主人公が目覚めるところからゲームはスタートし、進んでいくと見慣れない文字・さまざまな仕掛けが出現。

 

この画面でレバーを上に上げると前方の扉が開閉する。

ということはこの上の文字は「開く」、下の文字は「閉じる」、共通する2文字目は「扉」だろうか?と推測できる。

 

推測したらなんとなくメモ。

 

確信に変わったら、ノートの絵に対応する文字を当てはめる。見開きが完全一致すると解読が完了。

 

道中ではさまざまな民族や街、謎と出会う。

「...  開く 扉」 じゃあ最初の文字は主語かな?

というように会話でもあらゆる角度から文字の意味を考えながら進んでいく。

 

 

また、新たな街に行けばもちろん言語も変わるので、さらに1から解読していかねばならない。ここからが結構難しかった・・・

何もわからん。

 

 

意味不明???まず語順が全く推測できない

 

みたいな事態に度々陥り、ひたすら堂々巡りを繰り返して苦戦した場所も。

ちなみに私はプレイ時間約16時間ほどで完遂できたようです。

 

 

【感想】

まず、全体として世界観がとても好き

街ごとの雰囲気やキャラデザインがすごく凝られていて、次の場所はどんな光景が広がっているのだろうかと楽しみながらプレイすることができました。

あとは臨場感のある音楽がすごく良くて、挙げると色々ネタバレになってしまいそうなのですが・・・あえていうなら人に追いかけられるシーンが夢に出てきそうなぐらい怖い。

 

そして何よりも感銘を受けたのが言語理解の部分。

登場する民族の生き方や思想によって語彙の広がり方が全く違い、語順や副詞の有無などもその都度推測していかなければならない。

実世界で考えれば確かに当たり前のことではあるがそのあたりがかなりリアルで、一筋縄ではいかない感じが面白い。

架空の言語のはずなのにいつしかちゃんと全部暗記しようと思っている自分がいた・・・。

 

複数の言語を解読することで自分にできることとは?進んでいった先に何があるのか・・・?

結末とそこに込められたメッセージにも心打たれるものがある。

 

 

とても良かったので、これを機に家にあるけどやっていない「MIST」とかその他謎解き系のゲームにもトライしてみたい。

 

 

皆さんもお時間があればぜひ、プレイしてみてはいかがでしょうか。